2. ここには何もありません…たぶん

ここで何が起きたか 推理の名人でなくても察しがつきます。誰かが焼き菓子をそのままにして戻ってきたら 小さな肉球の跡。猫を責めるわけではありませんが 証拠は雄弁です。踏まれたのは二つだけに見えるのがせめてもの救い。写真だけでは その後食べられたのかなど細部は不明です。 出来たての表面にくっきり残る足跡は目撃者なしで成立するいたずら物語。どこか誇らしげで達観した猫の態度がユーモアを増幅させます。香りに誘われ 暇な数十秒で「存在証明」を刻んだ情景が目に浮かびます。猫と暮らす人が食べ物を放置しない理由がよく分かる一例。残った菓子を誰が食べるかが次の小さなミステリーです。
著者について: あまつ風
読みやすさ=速度×深度の最適化問題として扱います。
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期待される失敗を味方化しています。