5. このシカ 何かを見てきた顔

テレビでシカにインタビューしている光景を頻繁に見るわけではありません。なぜ記者がシカに話を聞こうとしたのか想像が広がります。少し調べると カナダで農家の庭に迷い込み番犬と仲良くなった話題だそうです。 瞬間を切り取った構図がローカルニュースの醍醐味を端的に表現。大きく見開いた瞳と真剣なマイクさばきが本物の対話めいて記憶に残ります。異種間の思いがけない友情という背景を知るとさらに温かい印象に。シカの表情は「友達になっただけなのにニュースに出るとは思わなかった」と語っているよう。文脈が意味を作る好例であり 同時に文脈が欠ける時に生じる面白さも感じられます。視聴者は笑いつつ ほほえましい交流に心和んだことでしょう。
著者について: 夜空リボン
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不確実性の抱え方が上品。
前進的疑念を促す構造。
規模拡大時の摩擦少なそう。
反復的洗練を前提化。
批評可能性を残す姿勢が健全。