命知らずだけが挑む!世界の危険な橋22

6.祖谷かずら橋、日本

 

「かずらばし」とは、日本語で「山のつる」を意味します。そのため、徳島県の祖谷谷に架かるこの橋が山つるで作られているのは非常に理にかなっています。祖谷のかずら橋は、古くから地元の人々の生活を支えてきた重要な交通手段であり、その歴史は平安時代にまで遡ります。この橋は、山の中腹に位置し、自然の美しさと調和した独特の風景を提供しています。

かずら橋は、ブドウの木のつるを編んで作られており、その見た目は非常に素朴で風情があります。しかし、ブドウの木だけでは安全性に不安があるため、政府は3年ごとにスチールケーブルを追加して補強しています。このようにして、橋の伝統的な外観を保ちながらも、安全性を確保しています。橋を渡る際には、足元の木の隙間から見える谷底の景色がスリルを感じさせ、訪れる観光客にとって忘れられない体験となるでしょう。

かずら橋の周辺には、豊かな自然と歴史的な観光スポットが点在しています。特に、祖谷渓の美しい風景や、古民家を再現した民宿などが人気です。また、地域の伝統文化や工芸品を体験できる施設もあり、訪れる人々に多彩な楽しみを提供しています。春には桜、秋には紅葉が美しく、四季折々の風景を楽しむことができます。

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